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Sunday, August 29, 2004

三菱ふそうがいっぱい^_^;

ちったあ中身を作らないといけませんね。
 んでバスネタなんですが、私が住む神奈川県は、関東では珍しい三菱ふそうバスの密度が高い地域でして、言うまでもなく地場の大手民間事業者が大口ユーザーであるが故に、街で見かけるバスはふそうばかり目立ちます。東京都など公営交通では、三菱ふそうの入札指名取り消しなどの処分が行われたために都内では日野車が増殖し、埼玉や千葉では元々いすゞが多かったということもあって、神奈川の突出ぶりは関東では際立ちます。ま、これも日本的な取引慣行の中で、メーカーとユーザーが固定的に結びついていた結果の反映といえるかと思いますが。埼玉を地盤とするバス事業者では、事業者のグループ企業にいすゞのディーラーを抱え込んでいたりしますし、バスメーカーの地域的偏りというのは、ある意味"日本的”ではあります。
 で、そういった"ふそうバスがいっぱい"の風景に馴染んだ目で、三菱車の火災事故などの報道に接すると、ある種の世間との認識ギャップを意識させられてしまいます。ドライバーとして道路上でふそうバスと遭遇したり、乗客としてバスに乗車するときには、やってくるバスのメーカーを基本的には選べないわけで(私は選ぶことがありますが、別の理由です(^_^;)、事故自体もリコール隠しの影響によって発生率に有意差があるのかどうかもわかりませんので、
私は基本的に気にしていないんですが、貸切バスの現場での異変を小耳に挟んで唖然といたしました。利用客から「ふそうバスを外してくれ」とリクエストされて配車係がフリーズしてしまうとか(^_^;)。
 元々高速道路走行の機会が多い貸切観光バスの現場では、扱いやすさで定評のあるふそうバスが路線バス以上に高い比率で在籍しています。つまりはふそうバスはずしをするとバスが足りなくなるということにほかなりません。特に台数口運行の多い学校行事関連でこのリクエストがあると、事実上配車計画が組めなくなるそうです。結果としてバスの取り合いとなって売り手市場となるわけで、貸切料金を高騰させかねず、利用者がしっぺい返しを食らう恐れがあります。
 元々バス事業者はトラック事業者に比べて保守体制が充実しており、三菱自動車でも当初整備不良を事故原因とする発表をしておりました。実際に事故はトラックで多く発生していることもあり、ふそうバスユーザーの多くの事業者が、その後もふそうバスを買い続けていたわけです。もちろんそれでも山口県で起きた中国JRバスの事故のような例もあるわけですから、やはり影響はあるわけですけども、貸切バスにおける"ふそうバス"忌避には、正直違和感を覚えます。
 ま、だからといって三菱自動車を擁護するつもりはさらさらありませんが。背景には昨今の国際的な自動車メーカー同士の競争激化があります。特にトヨタ、日産、ホンダといった国際競争力のあるメーカーと国内市場でしのぎを削る立場にある三菱のようなメーカーは、すでに手抜きしないと競争力を維持できないのかもしれません。だとすれば、もはや三菱に残された道は"撤退"しかないのかもしれません。
 事態の深刻さはしっかり受け止めるとしても、冷静に事態を見ていくことも大事ではないかと思う今日このごろであります。

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Comments

こんにちは。SATOです。よろしくお願いいたします。
私の地元は都営バス早稲田車庫ですのから神奈中で盛んな元呉羽のボディ車がたくさんおりました。
加えて京王バス時代は永福町車庫だったので同じくふそうとふそう車には愛着があります。
このところのバッシングには目も当てられませんが、ドライバーの評判が良いのはなぜかふそうです。
ドライバーのためにも膿を出し切って良い会社に生まれ変わって欲しいですね。

Posted by: SATO | Wednesday, September 01, 2004 at 09:30 PM

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