JR東日本と相模鉄道、相互乗り入れ協議開始
日本経済新聞9/8朝刊からの話題です。
JR東日本と相模鉄道は7日、相互乗り入れ協議を開始することで合意しました。東海道貨物線の横浜羽沢駅と相鉄線西谷の間を約2.4kmの新線で結び、相鉄線から東海道貨物線を介してJR横須賀線(品鶴線の意か?)で東京都心への直通ルートとするという構想。総事業費700億円で、国土交通省が来年の通常国会で成立を目指す「都市鉄道利便増進補助制度」(仮称)を活用する意向だそうで、認められれば総事業費の1/3ずつを国と横浜市が負担し、残りを官民出資の第三セクターが民間から借り入れ、相模鉄道に賃貸して30年で償還の予定ということで、第三セクターを活用した上下分離方式になります。
実現の鍵は財政負担を強いられる横浜市が同意するかどうかになりますが、計画が実現すれば、東横線大倉山から新横浜を経て相鉄線鶴ヶ峰を結ぶ神奈川東部方面線(仮称)と競合し、同計画の実現はほぼ不可能になると考えられます。ただし事業費自体は今回の数倍かかるとみられるところから、実現可能性は今回の計画の方が高いわけですから、横浜市としても考えどころでしょう。
相鉄では近年沿線開発にブレーキがかかってきており、東京都心への直通に期待がかかります。
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Comments
僕も今日の新聞を読んでびっくりしました。唐突だったので。でも、横須賀線も湘南新宿ラインが入っていたり結構タイトですよね。しかも15両編成。そこに10両の相鉄が入る隙があるのでしょうか。また、相鉄の車両って100キロ以上出るんでしょうか。
Primera
Posted by: Primera | Thursday, September 09, 2004 01:04 AM