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Tuesday, September 07, 2004

ラッシュは西へ、青春18シーズンは苦行の西行き

東海道線を普通を乗り継いで西へ向かう人は、熱海から先の電車の混雑に苦労することになります。そう、JR東海エリアで、なぜか混んでる普通電車の話です。
 鉄道ファン的には、JR東海の313系は、綺麗でシートが良くて速くて立席スペースも広くて、JR東日本の走ルンです(10月改正で東海道線デビューしますが)と雲泥の差と認識されてます。でも冷静に考えると、JR東日本の方が座席定員は多いんですね。長編成だから当たり前ではありますが。
 では問題ですが、E231系近郊型基本10連(小山編成)と313系基本盤台4連の1両あたりの座席数はどちらが多いでしょうか。正解は前者なんですね。E231系10連=51.7人/両、313系4連=50人/両というわけで、思ったより差がついています。実は運転台スペースが長編成の方が少なくて済みますので、結果的に座席数が多くなるわけです。
 民営化後、狂ったように列車の短編成化を進めてきたJR東海ですが、民営化当時在籍車は国鉄型の113系が中心で、列車増発を追加費用をかけずに行うには、短編成で高頻度に走らせれば良いわけで、そうしたわけです。113系も多座席設計で基本番台4連で70人/両ですから、窮屈なことを我慢すれば、座席数自体はそれなりに確保されていたといえます。
 さて、旧式の113系を新型車に置き換えることになって、登場したのが313系だったわけですが、名古屋地区新快速に使われた311系が混雑で苦労したことを「反省」して、扉間5列の転換クロスシート(311系は6列)で床面積を広く取って混雑に備えたわけですが、おかげで極端な少座席設計になってしまいました。しかも113系4連を313系4連で置き換えた結果、良い座席だけど座れない(笑)迷車となったわけです。ま、それでもワンマン化のために3~4連を強引に2連にされた御殿場線と比べればマシなのかもしれませんが^_^;。
 あと、国鉄時代の電力消費の多い車両ならば輸送量に見合った輸送力の供給をバランスさせることが経営上からも強く要請されたでしょうけど、最近の省エネ、メンテナンスフリーの車両の場合、多少の供給過剰に目をつぶっても、長い編成で走らせた方が合理的という考え方も可能です。ま、このあたりJR西日本も小浜線電化で125系ワンマン車を投入したら、座席数が少なくて不評を買って、急遽座席数を増やすとともに、単行を2連に増結したりして改善されましたが、最初から2連ワンマンで考えていれば、単行運転に備えて両運転台とトイレスペースをとられる車両よりも客室スペースを広く取れて、乗客にゆとりをサービスできたはずです。しかもハイテクゆえに高価な最近の車両の運転台を減らせれば、それだけ車両単価も下げられますし、余分なメンテナンスを強いられるトイレも減らすことができたわけで、高い授業料を支払いました。そうやって考えると、JR東日本の「走ルンです」って良く考えて作られていると感心します。

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