小田急箱根ホールディングス
事情により記事作成が滞っておりますが、忘れないうちにアップしておきます。
小田急電鉄は10/1から箱根地区の事業会社を統括する持株会社を発足させました。全額出資子会社の箱根登山鉄道を10/1付で純粋持株会社の「小田急箱根ホールディングス」に改組し、旧箱根登山鉄道の鉄道事業は子会社として新設の「箱根登山鉄道」へ移管し、箱根登山バス、箱根観光船、箱根ロープウエーといった各事業会社を持株会社の傘下に収め、分散していた本社オフィスを小田原市内に集約します。言ってみれば管理部門のリストラですが、事業会社相互間の調整の迅速化など、入込みの細っている箱根観光のてこ入れを狙うものでもあります。
既に長年競合関係にあった西武コクドグループとの歴史的和解など、てこ入れは行われていますが、観光地としての箱根の地盤沈下に有効な営業政策を打ち出すのが今後の課題といえます。
一方の西武コクドグループですが、JR東日本の企画商品「踊り子箱根フリーきっぷ」で提携し、小田原、真鶴、湯河原、熱海から伊豆箱根バスが利用可能で都区内発4,600円横浜市内発4,000円(共に2日間有効)というものを出すなど、二股かけて^_^;集客に励んでます。
小田急としては前面展望を復活させた新ロマンスカーで売り込みをかけようということになると思いますが、果たしてどのような結果となるでしょうか。
| Permalink | 0
「ニュース」カテゴリの記事
- 年収の壁のウソ(2024.11.02)
- もう一つの高齢化問題(2024.10.27)
- Suica甘いか消費税のインプレゾンビ(2024.10.19)
- 三つ子の赤字(2024.10.12)
- 地方は創生できない(2024.10.05)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 年収の壁のウソ(2024.11.02)
- もう一つの高齢化問題(2024.10.27)
- Suica甘いか消費税のインプレゾンビ(2024.10.19)
- 三つ子の赤字(2024.10.12)
- 地方は創生できない(2024.10.05)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 帰らざる社畜(2020.08.09)
- 京急油壺延長は波高し(2009.11.25)
- 銭トレニャア、ナゴヤはオワリ?(2008.11.13)
- 磁気券IC券二重価格in新横浜(2008.07.05)
- もう一つの九州新幹線(2007.08.26)
「鉄道」カテゴリの記事
- 年収の壁のウソ(2024.11.02)
- もう一つの高齢化問題(2024.10.27)
- Suica甘いか消費税のインプレゾンビ(2024.10.19)
- 三つ子の赤字(2024.10.12)
- 地方は創生できない(2024.10.05)
「バス」カテゴリの記事
- 赤字3Kの掟?(2024.09.21)
- 突然喰らうド障害(2024.07.21)
- これからも失われ続ける日本(2024.06.15)
- 裏金のウラ(2024.05.18)
- もしトラよりもしドラ、鬼さんこちら(2024.03.31)
「大手私鉄」カテゴリの記事
- 年収の壁のウソ(2024.11.02)
- Suica甘いか消費税のインプレゾンビ(2024.10.19)
- 赤字3Kの掟?(2024.09.21)
- 令和のコメ騒動(2024.08.25)
- 裏金のウラ(2024.05.18)
Comments
登山電車の小田原乗り入れ中止がささやかれております。
小田原-箱根湯本間の運行を終日小田急の車両にゆだねるというものです。
これが実施されますと、朝夕の直通列車利用客に大きな不便がかかることが予想されます。
特に強羅にある函嶺白百合学園の学生は不便を強いられることになると思います。
そもそも登山電車は昭和10年10月1日から平成12年12月1日まで、終日小田原-強羅直通運転をしておりました。
必要車両数と人員削減のために平成12年12月2日のダイヤ改正から日中の小田原-箱根湯本間の運行を小田急車両にゆだねてしまいました。
箱根登山鉄道が小田急箱根ホールディングスになり、その傘下の箱根登山鉄道が誕生してからは益々小田急の支配力が箱根に及んで、直通列車廃止の方向へ向かったものと思われます。
やはり登山電車は小田原から出発するものだと思います。
小田原-箱根湯本間を小田急の枝線化にするのはどんなものかと疑問を感じる今日この頃です。
Posted by: Sannana | Tuesday, August 16, 2005 05:54 AM
コメントありがとうございます。
登山電車の合理化と小田急の箱根戦略の狭間で、地元の利便性が犠牲になっているとのご指摘、尤もなところです。
しかし利用者の伸びがない状況下で営利を求める以上、合理化に原資を求めざるを得ない現実もまたあるわけです。特に急勾配ゆえに重装備となっている登山電車の合理化には、制約がつきまとうこともまた確かなところです。
悩ましい問題ですが、お説のように湯本まで終日小田急車による運行となるかどうかについては、もう少し楽観視できる気がします。
入生田に登山電車の車庫がある以上、入出庫はあるわけで、1500v区間ですから電車の複電圧の装備もどのみち必要となります。装備が軽減できないならば、朝や夜を中心に直通を残す方がむしろアイドルランを減らすことにもなりますので、湯本での完全分離はあり得ないと見ております。
ただし時間帯の見直しは常に可能性があるわけで、早朝深夜だけの直通では、事実上直通廃止と同じ意味になってしまうこともまた確かです。
あと通学生など特定の旅客への対応であれば、利用人数にもよりますが、通学時間帯にバスを仕立てる方法もありますし、例外的に直通を設定する方法もありますので、解決策は皆無ではないことを付け加えさせていただきます。
Posted by: 走ルンです | Tuesday, August 16, 2005 09:59 AM