川崎市営地下鉄 武蔵小杉経由に
川崎市営地下鉄ですが、当ブログの川崎市営地下鉄 武蔵小杉経由も検討?で既報の通り、ルート変更を打ち出しておりまして、国土交通省から難癖つけられたわけですが、結局川崎市が押し切って武蔵小杉経由にルート変更するとともに、JR横須賀線に武蔵小杉駅を設置で取り上げた横須賀線(正式には東海道本線別線)武蔵小杉駅を07年度にも設置し、武蔵小杉を1大ジャンクションにしようという計画が動き始めました。
既に駅周辺の遊休地を中心に土地取引が活発化し始めているようで、商業施設や企業の事業所にと引き合いが出ているようです。武蔵小杉はとりあえず第1期の地下鉄整備区間の起点になるわけで、新百合ヶ丘で小田急多摩線との相互直通を打ち出してますから、現在は便利とは言い難い黒川のマイコンシティあたりも、武蔵小杉経由で東京都心へのアクセスが改善する可能性がありますので、実現すれば、確かに元住吉経由の元の計画よりも高いパフォーマンスは期待できます。
しかし課題は整備費用です。市は事業費負担6,000億円で24万人/日の利用を見込みますが、仮に客単価を200円として年間運賃収入が170億円程度となります。年利4%で計算すると、初年度金利が240億円で元本が減らないどころか累積債務を積み上げることになってしまいます。計算上は事業として成り立ちません。しかもこれはあくまでも市の負担分だけの話で、国の補助金がほぼ同額ありますから、とてもじゃないですけど事業化は無謀です。ましてや補助金目当ての事業であれば、国の財政事情がらいっても許されない話です。
というわけで、整備費用がネックとなってまだまだ実現のハードルは高いと思いますが、武蔵小杉を交通拠点として位置づけるなど、この辺の考え方は、鉄道空白地帯を埋めるだけの元の計画よりはずっとマシとはいえます。ちょうど秋には市長選挙があり、市民の意見を聴きながら事業推進という立場に立つ阿部市長が二選出馬の意向を示しております。果たして市民の判断やいかに、注目されます。
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