鎌倉総合車両所の変なE217系
鎌倉総合車両所の岡本の方の事業所つーか旧大船電車区といった方が話が早いですが^_^;、一番本線寄りのところにE217系が留置されてるんですが、これが変なんです。何か中途半端な長さなんですね。
よく見ると4~7号車が抜かれてるんですが、ダブルデッカーのサロ2両と上り側隣接のサハ2両が抜かれて7連になっているんですが、一体いずこへ?
おそらくサロにSuikaグリーン券用のセンサーなどを取り付ける改造をしているんだと思いますが、しからばなぜサハも一緒なんでしょうか? 単に棒連結器でつながっているからかもしれません。
昨年12月の改正で湘南新宿ラインに振り替えられた関係で、E217系は2本余剰が出ているわけで、どこかに転用されるのではないかと注目されておりまして、湘南新宿ラインの増強に回るとか、サロを抜いて房総へ回るとか噂されているのですが、当面余剰車を利用してサロの改造を進めるということなんでしょう。
そうすると必然的にサロを抜かないで転用されることが前提になっているということですから、湘南新宿ラインの増強に回る可能性が高いことになります。ただし幾つかの疑問が残ります。
E217系は現在基本11連付属4連で15連を組成する編成ですが、国府津と小山のE231系は基本10連付属5連で、なおかつ付属編成の連結位置が逆になっています。これは逗子駅で付属編成を切り離す現在の運用形態から出たもので、電留線が下り側にあって、有効長の関係もあって、付属編成は4連で下り側に連結するようになっているわけです。これを湘南新宿ラインに合わせるためには基本編成からサハ1両を抜き取って付属編成に組み込むと共に、自動増解結装置の付け替え(基本編成下り側→上り側、付属編成上り側→下り側)、帯色の湘南色化、側面客用ドアの半自動化、E231系との協調運転対応改造などが考えられます。
でもそこまで手を入れるでしょうか。何しろ“寿命半分”の走ルンですですから^_^;。もう一つの可能性として、抜かれたサロとサハは、そのままE231系の新製車に組み込まれて、7連と4連で房総地区へ転用の線も捨てがたい気がします。ただし難点は2本ぐらいの転用では使いにくいということですが。大穴はさらにサハ1両を抜いて京葉線の分割快速(東京~茂原・成東)に使うかといったところでしょうか。いずれにしても目が離せないところです。
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