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Sunday, May 29, 2005

福知山線6/13運転再開へ

タイトルのニュースが流れました。喜ぶべきことなんでしょうけど、およそ半月で、完全撤去された線路や架線を復旧した上に、ATS-P設置までこなすというのは、日程的にきついんじゃないかと危惧します。
 確かに線路や架線の復旧だけならば、さほど時間はかからないでしょうけど、ATS-P設置については、当ブログの過去に記事でも書きましたが、単に設置すれば良いわけではなく、現場の状況に即した高度なカスタマイズが必要になります。特に速度制限区間手前の速度照査には、設置位置と照査速度の適切な選定をしないと、十分な安全が確保できなかったり、逆に極端な減速で無駄が出たりするわけで、高度なチューニングが必要です。
 忘れられているかもしれませんが、東海道新幹線のATCで、プログラムミスによって速度制限超過状態が見つかった事件を思い起こして欲しいんですが、この手のハイテク機器にこの手の問題はつきものなんです。幸い東海道新幹線では事故などの問題が起きる前に症状が見つかって修正されたので、事なきを得ましたが、運転再開を急ぐあまりテストが拙速に行われるとすれば問題です。とりあえず旧型ATSで仮復旧しておいて、終車後にテストを行い、万全の体制で新型ATSに移行させる方が、より信頼性の高いやり方だということは指摘しておきましょう。

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