JR見習運転士の実技訓練、福知山線事故現場取りやめ(読売新聞)
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事故後ATS-P設置を条件に復旧し運転再開したJR福知山線で、再開2日目の6月20日に、現場カーブ手前で見習運転士が運転する特急列車がATSで緊急停止というトラブルがありました。
見習運転士は「ブレーキ操作が遅れた」と証言してますが、はたして添乗指導員は何をやっていたのでしょうか。というよりも再開2日目じゃ添乗指導員だって的確なブレーキタイミングを見習に教えられたかどうか、疑問は残ります。
以前から指摘してますが,拙速な復旧工事で運転再開した弊害が出たということは指摘しておきましょう。新しい保安装置を設置しての運転再開というのは、つまるところベテランも新人も新たに路線に習熟する必要があるわけで、再開前にある程度の習熟運転は行われたでしょうけど、実際に乗客を乗せて乗務するのとでは、プレッシャーのかかり方が違うわけです。そんなところでいきなり見習運転士に運転させるJR西日本の乗務体制は信じがたいものがあります。
新しい保安装置に習熟するにしても、古い保安装置が生きている間に夜間線路閉鎖して訓練する方が、乗務員にとってもブレーキ操作のタイミングなど新旧の差分を把握しやすいわけですから、以前から当ブログで主張しておりますようにとりあえず旧ATSのまま運転再開する方が、安全面でも優れているということを申し上げておきます。
ともあれ今後も大きなトラブルにならないように注意が必要です。
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