有楽町線のドアトラブル、安全装置に不具合…事故調(読売新聞)
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他にもこんな記事があります。
配電盤のふたに不具合か国交省(共同通信)
配電盤カバー形状が原因か=突起接触し装置解除-東京メトロ車掌ら聴取・事故調(時事通信)
というわけで、配電盤のふたの形状が原因で保安装置が解除されていたということらしいです。
ただし実際にドア開閉するためには、車掌スイッチを操作しなければならないわけですが、車掌は否定しています。事故調としては誤作動の可能性を追求することになるようです。
あと7010Fらしい事故編成は、初期形の更新車だったのですが、問題の配電盤が新製当初から変更が加えられているのかどうか、オリジナルでも同じ問題が発生する可能性があったのかどうかなどは今のところ不明です。
本当に不思議な事故です。東京メトロ7000系のオリジナル車は、確か相互乗り入れ協定によって西武鉄道仕様のドアエンジンを装備していたと思いますが、更新車でどうなっているのかまではわかりません。
各線で相互直通運転を行う東京メトロでは、路線ごとに細かな仕様を乗り入れ相手先に合わせておりましたが、昨今のゼロシリーズなどでは標準化の傾向も見られるようで、外部からの現状把握は困難を極めます。
さらに更新車となるとどうなのか、元々ドアエンジンなどの装備品は、乗り入れ先で故障したときの応急処置の都合を考えれば、仕様を合わせておくに越したことはないわけですが、昨今の技術革新のスピードの速さからすると、技術革新を妨げる可能性もありますし、機器の小型化などで予備品の備蓄や手配が容易になったという要素もありそうです。
その一方でハイテク機器に関しては、ブラックボックス化してメーカーのサポートを頼らざるを得ない部分もあるなど、車両保守の現場も変化の波にさらされているのかもしれません。そのような背景で起きた事故であるとすれば、解決策はなかなか容易ではありません。
果たしてこのミステリアスな事故の原因究明ができるでしょうか。
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