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Monday, February 20, 2006

山手線外回りで線路沈み輸送障害

朝ラッシュを直撃した輸送障害でした。

JR山手線外回り、線路が沈み込み一時運転見合わせ
JR東日本の公式ページでもお詫びが掲載されています。
(お詫び)山手線輸送障害について
報道によれば、道路建設のために東京都から委託を受けて新橋-浜松町間の盛土高架部の線路下にトンネルを掘る工事で、今朝早朝鋼材を盛土に打ち込んだ場所で、最大2cmの高低差ができていたということで、脱線などの重大事故にならなかったのは幸いでした。

列車本数の少ないローカル線などでは、十分に土が踏み固められずに盛土の強度不足で崩落などが起こることはありますが、東京都心の超過密路線では見られない現象です。線路下に道路を通す工事自体も珍しいものではなく、JR東日本としては手慣れた工事だったはずです。現時点では十分な情報がありませんので、断定は避けておきますが、実際の工事はおそらく下請け業者がやっているのでしょうから、JR東日本としては工事の監督責任を問われる事態ということになりそうです。

不思議なのは、何本も線路が並行する区間で、山手線外回りの部分だけで現象が起きている点でして、実際隣接する内回り線も、仮復旧で山手線外回り電車を走らせた京浜東北線南行線も異常はなかったわけですから、工事図面に記載されていない何らかの見えない瑕疵があったのかもしれません。中央線高架化工事で仮線切替のときに信号回路図が現況と違っていてトラブルとなったような何かがあったのかもしれません。

とりあえず現段階では情報がなく、続報待ちとしておきましょう。

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