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Saturday, June 18, 2016

アベphoneで舛添トチり秋の河岸

先週末のフロリダの銃乱射事件ですわテロ事件?ところが容疑者自身がゲイでムスリムの父親の厳格さや家庭内暴力などで悩みを抱えていたらしい。というわけで銃社会アメリカの負の事件ということらしい。ここ20年で銃撃事件の犠牲者が毎年3万人以上と日本の自殺者に匹敵するという異常さですが、よく考えたら、病めるアメリカ社会の犠牲者と病める日本社会の犠牲者がほぼ同数って、他人を巻き込む度合いとか人口比で考えたら日本の方が深刻ってことかい。

そしてEU離脱を問う国民投票を控えるイギリスで、残留派の下院議員が凶弾に倒れ、それまでの過熱報道が自粛されるという事件がありました。政治的不寛容が顕在化したという意味でメディアの自粛もやむを得ないところかもしれませんが、国民投票の結果への影響など、例えば残留派が多数という結果に対して、離脱派がメディアの自粛で作られた結果だと異議が噴出するとか、政治的混迷が続く可能性があります。イギリスがウクライナ化するかも。

てなこと以上に個人的にはこのツイートでえらいことになりました。

直後足掛け3日で1,000RTで通知でほぼスマホがマナーモードのバイブが止まらず、出先でバッテリーがご臨終。慌ててモバイルバッテリー繋いだら道連れでご臨終-_-;。南ー無ー -人-。

リプライもいただきましたが、とても反応できる状況ではありませんでしたが、リプライに別の人がリプライしたりさらにRTしたりで、怒涛のような拡散ぶりです。リプライ返しする代わりに感想として、キモは首相が自治体の首長に辞任要求の電話という異常事態を、何の疑問も抱かずに報道するメディアの堕落ぶりを炙り出した点にありまして、その辺を読み取ったリプライもありましたが、日経の飛ばし記事だの電話だけで圧力呼ばわりだのナイーブな政権擁護論もありで、眺めるだけなら楽しめますが、日本の言論空間の異常さが見えて眩暈がします。政治対立で銃弾が飛ぶイギリスと比べるとメディアの緊張感もないし。

で、舛添都知事がいかなる法令に違反しているか、法的瑕疵があるかといえば、何もない。政治資金規正法で政治資金の使途に縛りはないわけですが、これが家族旅行での散財ではなく有権者への饗応であれば、買収にあたるとして公職選挙法で厳しい罰則が定められています。しかもこれ都知事になる前の参院議員時代の話です。都知事としての贅沢出張も石原知事時代にはあからさまな観光旅行まで都財政につけまわされてましたがお咎めなしで、都知事の公費基準がユルユルになったから、舛添知事はその基準に従っただけです。

公用車の私的利用や週末の他県の別荘滞在も、都職員や都議で知らない者はいなかったのに、文春が記事にしたとたんに手のひら返しをしたわけですし、もっと問題なのは都議会で集中審議までして文春の報道内容以上の新事実は何も出なかったってことです。こいつら月60万もの政務調査費を受け取ってるんだが。そして東京都以外の府県だと地元紙が日常的に首長や地方議会の動向を記事にしますし、全国紙の地方版でも取り上げられますが、東京都に関しては、特に都議会で何が起きているかはほとんど報道されません。報道で監視されていなければ政治は堕落するってことです。その意味では都政は国政を先取りしているところがあります。

で、都議会に関しては民進党や共産党などの野党陣営が特に何してたんだとのそしりを免れません。今回の結果的に舛添知事を追い込んだだけですが、よく考えてほしいのは、舛添知事は曲がりなりにも毎日登庁して様々な案件処理をしていたわけで、その結果オリンピック競技施設建設の見直しや新銀行東京の民間売却などの難題をこなしているわけで、自陣に取り込んでうまく働いてもらう方が良かったんじゃないかということです。

それどころかそのオリンピックの東京招致の贈収賄疑惑がとり沙汰される中、当然都知事への聴取もいずれ行われるわけですから、舛添おろしをした結果、誰が都知事になるかで、真相へ切り込めるかどうかが問われている事態で、特にオリンピックに反対していた共産党にとっては、舛添知事を味方につけられるかどうかは重要課題だった筈。目先のきれいごとに流されるとは情けない。これで世論の盛り上がりで言い出せなかったとか言うんなら、世論の沸騰で日米開戦回避を言い出せなかった近衛文麿と同じだぜっての。

で、これから問題になりそうなのが築地市場の豊洲移転問題です。11月移転は決まったものの、計画のずさんさでボロボロ。

11月移転に過半数が反対! 築地市場にうずまく不安 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版
舛添問題の裏で無責任すぎる都の対応…総事業費5800億円に膨れ上がっていた築地市場の豊洲移転がヤバい - Ameba News [アメーバニュース]
これいろいろとヤバい内容てんこ盛りなんですが、移転まで半年を切った現時点でさえ、新市場の中卸店舗の賃料すら明示されず、仲卸も移転準備のやりようがないとか。で、移転に関わる説明会が紛糾して座礁しているのですが、メディアではほとんど報道されてません。結局仲卸が抜けた巨大ハコモノは最初から廃墟になりそう。築地市場の移転で跡地再開発を狙う中央区は焦りまくり、また市場移転が遅れれば環状2号線(マッカーサー道路)の湾岸延伸も着手できずオリンピックに間に合わなくなるということで、一皮むけば五輪利権丸見え。そういえば話題の電通本社は環状2号の汐留、汐先橋交差点で何だか因縁めいています。

環状2号線はオリンピックで燃料電池連接バスでBRTシステムを導入し、観客輸送をする計画や将来は都心から有明までの地下鉄建設構想を中央区が発表し、国交省の交通政策審議会鉄道部会2016で一応取り上げられ、国際競争力の強化に資する鉄道ネットワークとして次の8路線が取り上げられました。

<1>都心直結線の新設(押上~新東京~泉岳寺)
<2>JR羽田空港アクセス線の新設と、京葉線・りんかい線相互直通運転(田町・大井町・東京テレポート~東京貨物ターミナル~羽田空港、新木場)
<3>蒲蒲線の新設(矢口渡~蒲田~京急蒲田~大鳥居)
<4>京急空港線羽田空港国内線ターミナル駅引上線の新設
<5>つくぱエクスプレスの延伸(秋葉原~東京〔新東京〕)
<6>臨海地下鉄の新設と、つくぱエクスプレス延伸の一体整備(臨海部~銀座~東京)
<7>有楽町線の延伸(豊洲~住吉)
<8>品川地下鉄構想の新設(白金高輪~品川)

答申の内容としては事業性に疑義を呈するものが多く、盛り上がっているのは自治体ばかりで事業者は慎重ということで、臨海地下鉄に関してはつくばエクスプレス延伸の一体整備という合わせ技としたのは審議委員のサービス精神だろうと思いますが、それぐらい具体性を欠いた計画というわけです。いずれにしても目標年度は2030年でオリンピックには間に合わないんですが、今なら無理が通りそうという甘い見通しもあるのでしょう。好調を伝えられるつくばエクスプレスでさえも、2㎞程の延伸ができないほど債務の重圧に苦しんでいる事実を見ていないのですね。

そのほか地域の発展のためのネットワークの拡充として既存路線の郊外延伸が取り上げられてますが、その中には豊洲―住吉間の延伸部にあたる押上―野田市間も取り上げられており、こちらは8号北上線の押上―亀有間をさらに八潮経由で野田市まで延伸するという、ほとんど鉄ちゃんの妄想レベルです。2020年代には首都圏も人口の移転超過が終わり減少に転ずるというのに、今借金してまでやるべきことか。冷静に考えれば子供でも分かりますね。その前に野田線、あ、アーパー線か^_^;、に急行走らせろっての。そのための設備投資計画を支援する方が先でしょう。

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