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Sunday, July 19, 2020

Go To トラブル

Go To トラベルを巡る迷走が止まりません。

「GoTo」旅行補助、7月22日開始 予約済み分も対象に:日本経済新聞
一次補正で予算化され、コロナ終息を睨んで8月ぐらいに立ち上げるとしていた Go To キャンペーンの旅行補助を7/22に先行実施するということですが、アベノマスクやアベノコラボ同様、現場を知らない人たちの思いつきに現場が振り回されている構図です。これGWとオリパラで儲け損なった旅行業界向けに五輪延期で意味を失った4連休まで機会損失となることを回避したいということですね。コロナと経済の両睨みを狙ったんでしょうけど、折悪しく東京で感染拡大が続いており、とても観光旅行どころじゃない現実があります。それなのに国と都は責任のなすり合い。
国と都、感染急増に戦略見えず、13日も都で100人超:日本経済新聞
需要地としても観光地としても巨大な東京を外せばショボいものにしかなりませんが、それでも強行しようってあたりに、経済の回復が進まない政権の焦りが見えますが、感染拡大すればまたステイホームに逆戻りになりかねません。以下ちょっとお遊び^_^;。

Go To サンセットクルーズ感染経路の多様化で職場内、家庭内クラスターなどが可視化されつつありますが、有効な手が打てないのはダイヤモンドプリンセンス号と変わりません。横浜市のIR構想もとん挫して京急の野望も挫け、更に羽田空港輸送も低迷と踏んだり蹴ったり。

Go To 三蜜で即身成仏密教の修行の結果の即身成仏が別の意味に見えてしまいますwwwww。普天間の米軍クラスター感染の話題もありますが、首都圏にも基地は多いし、三沢、岩国、佐世保なども要注意。元々日米地位協定で米軍関係者は基地経由で日本国内に検疫無しに入国できますから、そっちをどうにかすべきです。とても旅行せよと言える状況ではありません。

Go To 不要不急の黄金律緊急事態宣言に逆戻りしても、不要不急というあいまいな判断基準では実効性に疑問。そもそも一度緩めた自粛要請が再度有効かと言えば疑問。国民の政府への不信感を募らせるばかりでしょう。唯唯諾々従う国民は最後にウンコ運ばされる?

Go To マイクロオフィス365結局ニューノーマル(新常態)を前提に経済を回すしかない訳で、例えば地方のホテルでリモートワークといったプランを進めるならわかりますが、4連休に間に合わせるという発想自体が何もわかっていない。風邪ひかない人たちにコロナ対応させちゃダメです。

以下ちょっと堅い話。Go To キャンペーンの筋の悪さはそれに留まりません。一次補正で1.7兆円を予算化した事業ですが、執行されなければGDPの押し上げ効果は無い訳で、故に前倒しという発想なんでしょう。GDPの定義式に当たる恒等式は

GDP=消費+投資+政府支出+輸出―輸入
となります。政府支出は執行されて初めて実体化される訳で予算化の段階では見せ金に過ぎない訳ですね。しかし東京中心に感染拡大が見られ、東京都を除外してますし、国民の慎重な姿勢もありますし、結局予算を消化できずに終わると考えられます。GDPの恒等式からは、例えばイージスアショアなどの防衛装備品の調達を輸入に頼ると政府支出と輸入で相殺されて経済効果無しとなるなどもわかります。

てことで、フレーズとしての Go To の汎用性を発見できました^_^;。尚、電通などのピンハネ疑惑は情報が少なく評価を保留します。

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