インド太平洋大炎上
安倍政権時代のインド太平洋戦略でクワッドが始まり、インフラ輸出案件としてインドのムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道でJR東日本が受注し、開業に向けてインド人乗務員の訓練をJR東日本が請け負ったことが大炎上してますが、ホント10年程度の過去の話も忘れちゃうネトウヨって相当頭悪いし悪質な差別主義者でもあります。モディ首相訪日にホスト役の石破首相が気に入らないんでしょうけど*1。
インドを巡る国際情勢は複雑になってきていて、日本がインド太平洋を提唱したときには対中国包囲網の思惑があったものの、ウクライナ戦争の経済制裁にインドは参加せずロシア産原油を安値調達してアメリカを苛立たせましたが、トランプ政権で対ロ制裁としてロシア産原油・ガス輸入国への高関税を課すことで、インドに50%関税で対立が深まったことと、カシミール地方の国境紛争でアメリカがパキスタンに接近したことで決定的にアメリカへの怒りが強まり、クワッドの枠組みも機能しなくなる恐れがあります、実際トランプ大統領はクワッド会合の欠席を表明しています。インド独立の経緯とカシミール地方の国境画定が曖昧なままで、言ってみればアメリカはインドの虎の尾を踏んだ形になります。そしてインドはライバルの中国に接近してもいます。アメリカの外交戦略は台無しです。
しかしそうしたこととは関係なく、人口大国で平均年齢が若くIT先進地のインドとの関係を築くことは日本にとっては重要な外交戦略になります。関税で他国を脅し約束も守らないアメリカとの関係は無くせないまでもウェートを下げて成長が見込める新興国との関係を構築することは重要です。ITに強いインドですが、未だに農業人口が多く労働集約的な製造業が手薄な状況で、日本の高度経済成長期の経験は参考になりますし、また半導体の製造参加に意欲を見せているように、同じく国産化にまい進する中国に対抗する意味からも重要なパートナーとなります。
特に先端品ではない汎用品の製造拠点としては、国内需要の大きさもあって安定供給先になる可能性を秘めていて、コロナ禍で汎用半導体のサプライチェーンが止まって自動車メーカーが生産停止を迫られるといったことも防げる可能性が高まります。同時にインドの人口爆発は工業化による雇用創出がなければ社会不安の原因にもなりますし、日印双方のwin-winの関係になる訳です。また中国の国内景気の低迷で、製造能力を持て余した中国が輸出攻勢に出ることも間違いありませんから、インドに製造拠点を構えることでリスクヘッジが可能です。
そして暑いインドでの半導体生産は、別のメリットも考えられます。折れたつばさ*2のE8系トラブルが補助電源装置の熱暴走トラブルだったこと*3も明らかになりました。はらぶさ/こまち分離事故も複数回起きて*4接点御金属クズが原因と言われましたが、E5系単独運転でもトラブルが起きました*5。総胸中の分離事故と違って単独運行のE5系で、連結開放スイッチが単独から連結に切り替わり、異常 な誤作動を検知して非常ブレーキがかかったということで、辛うじてフェイルセーフが働いたと言えます。それに対してより深刻なのが東海道新幹線で主回路インバーターの故障と遮断機の故障が重なる火災事故が起きました*6。こちらは主回路インバーターの故障と回路を遮断するブレーカーの故障が重なったということで、大電流で発煙してしまったし、気付かなければ大惨事になりかねないトラブルです。何れも原因は不明ですが、高温による熱暴走の可能性は否定できません。暑いインドで生産される半導体は熱暴走の不具合を発見しやすいかも。
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